/

豆腐と納豆

納豆って発酵しているし
「 豆腐 」と呼んだ方がよいのでは…?
豆腐は形に納められていて
「 納豆 」が合っているような気が…?

高橋 亮介

最後の晩酌

もれなく人類が
最終の日を迎えて
最後にささやかな
晩餐を開くときは

高橋 亮介

思いがけない出来事

短い日程で帰省したとき
実家近くのある道路で
奇妙な鳥を見つけた
ニワトリにしては色がおかしくて

高橋 亮介

土曜日に生まれて

僕が生まれたのは
土曜日だったらしい
金曜日の夜中
母は入院をして

高橋 亮介

矢印の示す先へ③ - 共進 -

まぶしく光る街を
勢いよく駆け抜けて
その外れまで来た
暗くて汚い路地

高橋 亮介

飛走

年なのか歩くが遅くなり
今では既定の時間よりも
大分早く家を出なきゃ
信号で立ち止まったとしても

高橋 亮介

新しい習慣

あのサプリメントが
肌の健康にとても良いと
動画を見て知って
早速買って朝に試すよ

高橋 亮介

100年に一度

尋常ではないことが
頻繁に起きて驚くんだよ
例えば異常な気象
豪雨、豪雪、気温の急変

高橋 亮介

深爪

週に2回は爪を切って
常に短くしている
この前あの娘に触れたとき
引っ掻いてしまったから

高橋 亮介

矢印の示す先へ② - 躍進 -

真っ直ぐ続く
田舎道を抜けたら
まぶしく光る
巨大な街が見えた

高橋 亮介

天高く、足高く

ちょっとした障害にもう
つまづく俺じゃないさ
しっかり足を上げたら
ドスンと歩いてやれ

高橋 亮介

丈夫なブーツ

俺が履いているブーツは
古いがとても丈夫だ
昔なロンドンのパブで
“飲み干しの賭け” に勝って

高橋 亮介

バンジョーとフィドル

しばらくの間
閉じこもっていたせいで
ドアを開くのも
おっくうになっていたよ

高橋 亮介

月歩

なんだかいろいろあって
まいってしまったら
晴れ渡る日であっても
外に出たくなくて

高橋 亮介

矢印の示す先へ① - 善進 -

不安と苦痛あふれる日々に
さよならをする時がきた
そうだよ僕が選んだ道は
今度こそ正しい方へ

高橋 亮介

Daily Bread - white stew -

「 帰ってきたら何か
食べたいものはある? 」
今年も帰省をする
その日が近づけば

高橋 亮介

冷たい風

冷たい風が吹いてきたら
少しそわそわし出すかな
最後の季節が始まって
また終わってしまう前に

高橋 亮介

Daily Bread - ochazuke -

何の予定もなく過ごす
清々しい “ただの休日”
そんな日を夢見て僕は
また仕事を片付けたんだ

高橋 亮介

共生

僕の居る部屋はとても
無機質でさみしくて
でも窓を開けたらほら
隣の空き地の木が

高橋 亮介

過熱

猛烈な暑さがずっと続いて
気温が下がらないから
夜も眠れないんだ
強烈な光に照らされてもう

高橋 亮介

Daily Bread - shaved ice -

もう10年も前のこと
何も考えず仕事を辞め
次はどうしようなんて
悩みすぎてしまった時に

高橋 亮介

新しい物語を

また何にも決められずに
戻ってきてしまったよ
輝かしい展望など
話すことは何もなく

高橋 亮介

零落

段々と落ちぶれていく
それをわかっていながら
「新しい何かを探す」
それを先延ばしにする

高橋 亮介

普通の暮らし

普通の暮らし
それができたならいい
なにはなくとも
それができたならいい

高橋 亮介
  • 2020/1に登録

自己紹介