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思いがけない出来事

短い日程で帰省したとき
実家近くのある道路で
奇妙な鳥を見つけた

ニワトリにしては色がおかしくて
父は “あれはキジじゃないか” と
調べたらそうだったよ

「 長年住んできて
今まで一度も見たことがない
帰ってきたタイミングで
見られるなんて運が良い 」

思いがけない出来事に
遭遇したときには
それが何を意味するのか
そのときは分からない
後になって分かるものかな

次の日には母とお墓参りを
線香をあげようとしたら
香炉にハチとその巣が

「 ここにつくられては
お参りできなくて危ないわね
ハチがいなくなった隙に
巣をとってしまいましょうか 」

思いがけない出来事に
遭遇したとしても
それが何の暗示なのか
ずっと分からないまま
だから見逃してしまうのだろう

翌日の朝に
帰り支度をしていたら
強風の影響により
予定の列車が運休
再開は未定だという
「 もう一日泊まったら? 」
「 そうしようかな 」
そんなことを話していたら
進めと言わんばかりに
動き出して

思いがけない出来事に
遭遇したとしても
その意味はわからなくていい
きっと良くも悪くも
変わらず進むしかないのだから

作品紹介

自然派の小説を読んでいて、すごくよかったので
取り入れてみようとつくってみました^^

高橋 亮介

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