「藤壺」 「紅花藤(べにばなふじ)」
(女義太夫)
いづれの御時にか。
桐壺の更衣となむいう人あれり。いと高貴な位にはあらねども、帝のご寵愛、深く、他に並びなし。しかし、この桐壺の更衣、年若くはありせども、病がちとなり、ついには御身、身罷りし。
帝の悲しみ深く、新しき妃、女御更衣をお召しになることなく、桐壺の更衣の亡き後に佳人なしとお嘆きになり給う。
- 2019/7に登録
(女義太夫)
いづれの御時にか。
桐壺の更衣となむいう人あれり。いと高貴な位にはあらねども、帝のご寵愛、深く、他に並びなし。しかし、この桐壺の更衣、年若くはありせども、病がちとなり、ついには御身、身罷りし。
帝の悲しみ深く、新しき妃、女御更衣をお召しになることなく、桐壺の更衣の亡き後に佳人なしとお嘆きになり給う。