ト書き(女船頭が、
枝垂れ桜の下に流れる川の
舟を先導する。 )
オイラの舟は、
花園が舟よ。
一掻きすりゃあ、
花浪(はななみ)の分かれる。
花が分かれて、
流るる水の
前(さき)へ行く行く
割れても末に太く流れん。
花は分かれて、
幾花(いくはな)枝垂(しだ)れ、
盛り桜の
覚えめでたき美(うま)しき御世に。
重さ涙を
下がるる花に隠す手扇子
女だてらに
漕ぐ櫂は、紫の波。
下がる花房、弥(いよい)よ
そぼ濡れて、
忘るな紅(くれない)
桜花(おうか)の涙(るい)
オイラの舟は、
花園が舟よ。
一掻きすりゃあ、
花浪(はななみ)の分かれる。
了
作品紹介
古典舞踊の作曲してくださる方、探しています。
女船頭「舟桜」には、
イメージで、桜の下に、
川が流れている様を
描いています。
ジェンダーのことで
いうと、普通、
船頭は、男性で、
この作品は、
女船頭なので、
男性の船頭の格好をした
女性を表しています。
それは、
「重さ涙を
下がるる花に隠す手扇子
女だてらに
漕ぐ櫂は、紫の波」
で、女性が、
男性社会であり、
男性仕事である、
船頭という重い櫂や
波を掻く仕事の辛さ、
悲しさを加えています。
こちらも作曲してくださる方が
いらっしゃっれば、
舞踊家さんに振りを付けて
いただきたいと思っています。
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