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武満徹:リタニ - マイケル・ヴァイナーの追憶に - (2) Lento misterioso

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作品情報

ジャンル クラシック
参加形態 単独
公開

作品紹介

★1989年に友人の死を悼んで発表されたピアノ独奏曲です。

☆しかし曲の原型はデビュー作『二つのレント』そのものです。

★『二つのレント』と言えば、山根銀二氏の<音楽以前>伝説ですっかり有名になってしまった幻の曲だったわけですが…

☆当時の雑誌評論や、新聞での短評などをまとめた『音楽批評・山根銀二の時代』(芸術現代社刊)によりますと、
意外なことに氏は『遮られない休息(I)』初演にたいしては、かなり好意的な評価を下しているのでした。

★と言うより、当時の若手作曲家にたいしては、ほぼ対等に厳しい批評でカツをいれているなぁといった印象です。

・・・
「なお日本人作品は湯浅譲二「パストラール」、武満徹「遮られない休息」、
鈴木博義「二つのピアノ曲」で、どれもかなりはっきり自分の特徴をあらわしていたが、
これらのいちばん若い人たちのものをもってしても、
われわれにとっての現代性はミヨーやメシアンのそれと大分へだたりのあることが感じられた。
(園田高弘渡欧記念公演会・東京新聞評)
・・・

☆現代音楽に無理解な批評家によりこき下ろされたという話は、誇張された「伝説」にすぎないようですね。

★『二つのレント』第2楽章は、メシアンのピアノ曲の影響下に書かれたような曲だったようで、
『リタニ』では雑然としたモチーフの処理がばっさり切り取られ、シンプルなかたちに書き換えられています。

☆まるで手で弾いているかのように聴こえるよう一音一音、ピアノロール画面から直接、音を置いていきました。

佐藤 陽子

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