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INTERVIEWS:或る詩人の最期

心霊系動画配信者の
こさっくーさんによると

発見した “遺体らしきもの” は
3カ月は経っており

何だか分からないくらいに
腐敗してどす黒く
ひどいシミをつくって
横たわっていたそうでした

「 ふた月前… 大寒波の夜です
視聴者の依頼を受けて
山の廃ホテルへ向かいましたが
建物に入るやいなや
臭いで嫌な予感がしまして… 」

わずかな所持品によって “それ” は
仁さんとわかりました

財布にはたった12円
防寒着などはなし
いわゆる “孤立死” で
事件性はなしとのことで

「 3階の一室で見つけました
厳しい冬がやってきて
食べ物も着るものもなかったのか
しかしあんな終わり方は
本当につらく悲しいもので… 」

こさっくーさんは
その他にも
部屋中に散らばった
大量の紙を目にしており
そのすべてに
詩が書かれていたようです
そしてあまりの
強烈な臭いに
思わず窓を開けて
しまった際には

「 いきなり強い風が入ってきて
部屋中のものを散らして
そんな状況に恐ろしくなって
急いでそこから出ました
荒らして申し訳なかったです…

あんな思いはもう二度と御免です 」

作品紹介

或る詩人についての「INTERVIEWS:」3つ目の詞になります。

2つ目の温かい回想から一転、
詩人 仁さんの最期が第一発見者である
心霊系動画配信者のこさっくーさんから語られます。

ちょっと重い内容です…。

高橋 亮介

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