家を持たないで
各地を転々として
詩をしたためている仁さん
彼は昔から
詩人のような生き方に
憧れを持っていたそうで
「知らない土地を旅して
感じたことを書いたり
お世話になった人にも
感謝の詩を贈ったり
そういう暮らしをしてみたくて」
お金がなくても
その“憧れ”を貫いて
好きなことをしてきた彼は
今や年老いて
70をこえたところで
迷いが出てきたようでした
「吟遊詩人はみんな
風のように生きながら
消えていく運命で
長く生きて衰えた
私にはもう無理なのかと」
“今から堅実に生きるには
もう年をとりすぎて
寒い日の朝に
どこかの道端で
野垂れ死ぬような
そんな終わりが
見えている”
そう語る仁さんは
「しかし…」と
最後にこう締めくくりました
「知らない土地を旅して
感じたことを書いたり
お世話になった人にも
感謝の詩を贈ったり
そんな暮らしは素晴らしかった
そんな暮らしは素晴らしかった」
作品紹介
「INTERVIEWS:」の3つ目、
2人目のケース「仁さん」の回になります。
1人目の王さんとは違って、
憧れを追い求め続けてきた仁さんは
その生活を曲げずに生きてきました。
終わりが近いことを受けて、
その人生ははたしてどうだったのか。
そのような回になっております。
高橋 亮介コメント(0)
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