覚えているか?
お前を始めて抱いた日に
腕時計のべゼルで
お前の肌に傷を残したな
タンデムシートにお前を乗せて
無免で単車を転(コロ)がしてたあの頃
恐いもの知らずで
ためらうことなく人を傷付けていた
しまい込んだままの壊れた電話機に
残されていたお前の声に
巻き戻しようのない時間(とき)を感じて
「あの頃何を話しただろう」
と想い出を振り返ってみれば
下らない話ばかりで
何を話したかまるで忘れていた
数え切れないお前の笑顔が
浮かんでは消えて行く中で
ただ「楽しかった」
ということだけは思い出せたけど
お前が選んだスタンドカラーのシャツに
もう袖を通すこともないけれど
あの日お前が畳んだままで
クローゼットをほんの少し狭くしてる
あれから五年の月日が流れて
わずかばかり大人になれた二人で
巡り逢うことができたなら
わずかばかり大人になれたこの心で
あの日言えなかったことの一つや二つ
素直に話すことができただろう
プライドばかり高くて
デカイことばかりを夢見て
薄っぺらだったあの日の俺のそばに
居てくれたお前のジレンマに
気付いてやれないままで
背を向けて悪かったな
そういえばいつか
お前の嘘を許せずに
厳しい態度で責め立てたこともあったな
説明しようとするお前の
言葉にまるで耳を貸せずに
辛い思いをさせてしまったな
あの日お前が流した涙を
信じてやれなかったことが
今でもまだこの胸を締め付けてる
あれから五年の月日が流れて
わずかばかり大人になれた二人で
巡り逢うことができたなら
わずかばかり大人になれたこの心で
あの日言えなかったことの一つや二つ
素直に話すことができただろう
プライドばかり高くて
デカイことばかりを夢見て
薄っぺらだったあの日の俺のそばに
居てくれたお前のジレンマに
気付いてやれないままで背を向けて悪かったな
過ぎて行く季節がお前の面影を
セピア色に染め上げた今
この心のアルバムを閉じよう
ずっと閉じられずにいたお前のページに
降り積もった埃(ほこり)を払い落として
この心のアルバムを閉じよう
作品紹介
長くて評判の悪い歌詞、第三弾。
小泉 桃子コメント(0)
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