風が知らせる
忘れえぬ声
振り向けば
誰もいない昼下がり
なにげに思ふ
青春の日々
つたない言葉
爪弾くギターの音色
「春なら桜 夏に朝顔 秋には枯れ葉
そして冬には さよならという 別れの話し」
心に沁みる
儚き歌詩(うた)は
私のなかで
生きつづけるあの奏で
そっとしまっておく
心に抱(だ)かえ
くちずさむとき
ひとりきりの昼下がり
長い月日も
褪せることなく
想い起こせば
愛を知ったときだった
「春、朧(おぼろ)月 夏の夕立 秋には茜
そして冬には 凍える夜の 涙のオリオン」
それぞれの道
歩もうとした
けれど私は
うろたえる迷い子だった
※
「春に旅立ち 夏には帰省 秋の夕暮れ
そして冬には 六っつの結晶 手のひらで溶け」
若き出来事
過ぎ去りし時間(とき)
けれど私には
愛の歌詩(うた)は心に抱(だ)かえて
愛の歌詩(うた)は心に抱(だ)かえて
作品紹介
ぺん
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