それを知ったのは 下駄箱にあるはずの
上靴がなくて どこかに忘れたのかなと
考えあぐねて 体育館の朝礼に
遅れていったら 僕の並ぶはずの列は
ぎゅうぎゅうに詰めて 入る隙間がなかったんだ
仕方がないから 一番後ろに並んだ
放課の時間に 上靴を探していたら
アヒル小屋の中 糞にまみれ汚れてさ
網にしがみつき ぼうぜんと見ていたんだ
かあちゃん・・・ごめん なんだか、なんだか悲しい
給食の時間 汚いから触るなと
でも、もう慣れっこ 席について待ってると
大きいおかずも 小さいおかずも無かった
配膳係りが 意地悪だったんだ
コッペパン一個だけ かじって終わった給食
隣の席の子 イチゴジャムをこっそりくれた
僕は愚図だから 嫌われても仕方がない
でも、筆箱は 隠さないでほしかった
ゴミ箱にすてて 探す僕を見て笑ってた
内職仕事で 買ってくれた筆箱なんだ・・・
かあちゃん・・・ごめん なんだか、なんだか悔しい
なんだか、なんだか悔しいよ
作品紹介
ぺん
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