/

Heart Cage

1.
選ばれない想いは 身寄りのない悲しみ
誰も知らない涙になる

等身大のままじゃ 人並みにさえ足りない
着こなせない嘘はいつも 窮屈なだけ わかっていたよ

壊れそうな 弱さを 庇うように 隠していたよ
胸の籠(かご)に 繋いだ 羽根は空に 帰してあげよう
守れなかった 心許して

2.
膝を抱(かか)えるように 隠そうとした傷は
臆病なまま疼いていた

優しさに甘えたくて かわいそうな自分を
手放せずに籠の中で 大事に繋ぎとめていたんだ

潰れそうに 抱いてた 胸の痛み 癒せないけど
向かい風の 中でも ちゃんと涙 渇いてゆくよ
守りたかった 心信じて

Heart Cage 躊躇(ためら)わず
Heart Cage 飛び立てる
約束のない未来に向き合って ゆける

思い通り 飛べない 弱い羽根を 許せたのなら
向かい風の 中でも ちゃんと僕は 僕でいられる
どんな時も心は 狭い空に 逃げたりしない
握りしめていた嘘を ふりほどいて ここにいるから

コメント(0)

コメントを読むには、ログインが必要です。

作者の他の作品

ForeverEve

待ちわびるその頬に ひとつふたつ
小さな綿雪が溶けてゆく
悴む手を心に当てて
夜の冷たさをあなたで紛らわす

田中 結衣

ナミダスケッチ

子供のころ 手を汚しながら
夢中で描いた らくがきを見つけたんだ
今ならもう あの頃みたいに
上手に描けないって思うのはなぜだろう

田中 結衣

夜明け前の君へ

眺めはどうだい? 夜明け前を走る君へ
脱げた靴に 振り返りもせず
裸足のままで コースも知らないままに
夢の背中を追いかけてゆく

田中 結衣