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武満徹:リタニ - マイケル・ヴァイナーの追憶に - (1) Adagio

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作品情報

ジャンル クラシック
参加形態 単独
公開

作品紹介

★1989年に友人の死を悼んで発表されたピアノ独奏曲です。

☆しかし曲の原型はデビュー作『二つのレント』そのものです。

★『二つのレント』は作曲者はたちの作です。
どちらかとゆうと<民族主義的>傾向の強い新作曲派協会の定例発表会にて1950年、初演されました。

☆で、当曲の初演をさる高名な批評家(メシアンやブーレーズを高く評価していた彼が、
現代音楽全般に無理解だったということはないのだけれど)が新聞評にとりあげました。
曰く、「音楽以前である」と。

★そののち自筆譜は紛失、そのまま忘れられた幻の作品となるはずのところ、
筆写譜が福島和夫氏の家のアップライトピアノの裏から出てきたのだそうな。(Wiki)

☆リタニは、その『二つのレント』を大幅に改定した音楽でした。

★うろこ状にモチーフの絡み合う複雑な原曲が、あっさりとした線的なものへ変えられております。
師匠な清瀬保二氏の曲っぽい和風旋律のからんでゆくシンプルな[I] Adagio、
ドビュッシー風メシアン風の和声の層に突如するどいメロディがたちあがる[II] Lento misterioso のふたつの音楽となっちょります。

☆まずは第1曲を聴いてやっておくんなさいまし。

★めたぼろに貶され続ける新進素人作曲家だった氏も、
やがて若手芸術家らとグループ<実験工房>を結成、
7年後には『弦楽のためのレクイエム』がストラヴィンスキーから評価され、あれよあれよと出世してゆくわけ。

まるで手で弾いているかのように聴こえるよう一音一音、
ピアノロール画面から直接、音を置いていきました。

佐藤 陽子

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