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ありふれた恋人たち

傾けたグラスを鳴らして
マナー通りに手をつけて
計ったように席を立って
気が付けば二人の世界

だけど それはどこかで見たシーン
愛がないわけじゃない 望み過ぎたわけじゃない

からだを許しあっても 開けられない扉がある
どんな言葉を探しても 鍵には合わないね
「じゃあね」っていう 笑顔が遠く見えるよ

借りてきた台詞で誘って
手本通りにドアを開けて
用意された夜景の前で
語り合う言葉を失くす

だけど それは誰かと同じシーン
甘えたいわけじゃない 許されたいわけじゃない

どんなに口づけあっても 埋めきれない夜もある
つむったままの瞳は 何を隠しているの
見せつけられた背中は 口を閉ざしている

あなたの隣が似合うのは誰だろう
僕の鍵はここにおいておくよ

作品紹介

作中の二人は、お互いそれなりに愛し合っているはずなのに
どんな食事をしてもドライブをしても、ありふれたワンシーンにしかならない。
楽しくないわけじゃないけれど、何かが足りないんです。
でも、それが何かわからない…。

今付き合っている恋人のほとんどは別れて、また新しい恋を探すのだと思いますが、
ということは、この二人のような恋愛もありふれている恋愛のひとつなんですかねえ…。
という歌詞。のようなものです。

田中 結衣

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