去りし日からの名残で
茜射す石畳を歩く
両手には少しばかりの花束
斜陽の影に祈り手向けて
こんなにも晴れているのに
私の空だけ泣いている
双つの窓の夜露 拭う手は小さくて
雁字搦めの心に
したたかな優しさが染み入る
複雑に揺れる想いの随に
脆い私は漂うばかり
こんなにも晴れているのに
私の空だけ泣いている
扉を穿つ光 触れた手は温かい
去りし日からの名残で
茜射す石畳を歩く
この手には違う人との約束
二人の影が踊る黄昏
こんなにも晴れているのに
私の空だけ泣いている
双つの窓の夜露 拭う手は小さいけれど
こんなにも傍に居るのに
私の空だけ泣いている
双つの窓の夜露 拭う手は
誰かの優しさ
コメント(0)
コメントを読むには、ログインが必要です。