40℃に迫る真昼の駅前
待ち合わせをすっぽかされて
ただ立ち尽くしていた
炎天下の中マイクを持つ男
何やら演説をしている
長髪で髭はやし
異国のさらっとした服を着て
“この時代は終わる”などと
淡々と語っている
誰がきくわけでもなく
「我々はあらゆる物に
執着して生きてきました
お金や車や家など
そこに価値を見出しながら
これからそんなものはなります
そう今後はお金や物の価値など
無意味な時代が来るのです
そこで重要なのは
精神的なエネルギーである
“心”ただそれのみとなり
その大いなる力が
次の扉を開いて
我々を進化させます
そして“自由な新世界”で
暮らせるようになるのです
どんな物にも縛られない
素晴らしい“精神的世界”で」
“昨今の目に見えない
技術への関心は
始まりにすぎない
さあ心を解放せよ”
そう言う男の瞳は
全く偽りがないようで
しばらくきいてしまっていた
「さて私の話を聞き
もっと知りたいという方は
“集会”に参加いただき
その方法を教えましょう
心を解放する術を…
次の扉を開きましょう」
作品紹介
奇妙で少しゾクっとくるような詞を書きたくて作ってみました^^
高橋 亮介コメント(0)
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