/

my last tune

展望台の上 寒天を舞台に
あの学祭の最後の曲を
君が歌い出す

遠目の街並みが二人だけ照らして
城ホールよりもラウンジよりも
この声が響くよ

別々の道進む二人に
今唯一つ出来ること
好きだった音も捨てる覚悟で
この歌を空に描こう

散らかった部室で五線譜書き殴って
口に出しては探り続けた
僕等だけのハーモニー

いつしか現実は時間も想いも奪って
楽しんできた音の意味さえ
嘘になりかけてた

何度と無く声を重ねた二人に
今唯一つ出来ること
酸いも甘いも歓びも込めて
最後にこの空に歌おう

ただ歌いたかった
ただ奏でたかった
ただ感じたままをこの体で
ただ夢になるなら
ただ消えて行くなら
この声を寒空に送ろう

永遠に憧れて歌ってきた二人に
今唯一つ出来ること
ありがとう さようなら
最高の記憶を いま空に響かそう
my last tune

作品紹介

属性:±0 キー:Bm

小林 加奈

コメント(0)

コメントを読むには、ログインが必要です。

作者の他の作品

手紙

あれからお元気でお過ごしですか
私はまだ相変わらず貴方を偲んでます
並木の銀杏達が黄に染まって落ちていく度
別れた日の寂しさ浮かぶ様です

小林 加奈

あたりまえの生き方

帰り道 行きつけのカレー屋の店主は
危な気も無しに注文に応えている
いつか聞いてみたんだ
お店は楽しいですか

小林 加奈

夢をみたいから

夢をみたいから いつまでも自由でいたい
どんな結末も 受け止めて 乗り越えて
忙殺が終わらない 生活がつまらない
心が悲鳴上げて

小林 加奈