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トマトマト

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静かな静かな街を一人歩いている
うっすらと光る外灯を目印にして
小さい子共がまるで『異物』を見るように
首を傾けている
目が真っ赤なトマトみたいな
私を
『異物』は『あるべき場所』に
ただ私は『異物』なのだから
あるべき場所などない
探しても探しても見つからない

『何か』を極めたらそれはもはや
『才能』だのだろうけど
『何か』がない私はどうしたらいい
『道』がない私はどうすればいい?

『何か』が無ければ始まりはしない
今日もひたすら歩くだけ
ありもしない『外灯』を探し
『ジャック』や『黒猫』達が先を行き笑う
目が真っ赤なトマトみたいな
私を
『異物』はもはや変わらなくても
『異物』は異物であるんだ
変わる事は不可能?

『きっかけ』が無ければ変われなくて
その『きっかけ』こそが見つけられなくて
『きっかけ』がもし見つかっても
変われない私はどうしたらいいの?

そうだね
僕は『異物』で何があろうとそれはかわらない
だからせめて誰かが必要としてくれるのを
待ってみよう
『存在価値』自体なくてもそこにいるだけで
良かったと思えるように
価値なんてなくても・・・

『存在しない』はこの世でもっともありえない
『何故』なら『価値』を見出せるから
『価値』はこの世でもっとも優しい言葉
『生きる意味』とは『存在』するということ

作品紹介

そのまんまです。

桐山 花子

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