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作品情報
| ジャンル | スムースジャズ |
|---|---|
| 参加形態 | コラボ |
| 公開 |
作品紹介
秋に新しくお友達になったギターの名手、Bobspringさんとの初共演です。
では、この曲のイメージストーリーを、、
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街から少し離れた住宅街の一角に、ひっそりとした古いバーがある。
店の片隅にはこじんまりとしたステージがあり、もうハウスバンドの演奏もなく、ドラムやアンプが置かれているだけ。
いつしか、常連客が音楽を語らい、楽器をもちよって好き勝手に演奏する場になっていた。
「こんばんは、マスター」
いつものように何も言わず、マスターは上目遣いで右手を軽くあげた。
年季の入ったデニムのシャツを着て、ゆったりと煙草をくゆらせている。
「じゃあ、いつもの、、」僕は気取って声をかける。
「訳わかんないよ。いつもばらばらの酒飲んでるじゃん」 やっとマスターが笑った。こんなやりとりが楽しい。
今は客は僕一人。ネクタイをゆるめ、ギターを持っておもむろにステージで下手なソロギターを弾いて遊ぶ。
大学生のときは、授業なんてそっちのけで、バンドばかりやっていた。
あわよくば、音楽で一花咲かせたかった。
もちろんそんな夢が叶うわけがなく、サラリーマンになった。
「いつまでも夢なんか追ってられないしさ」 昔のフォーク歌手みたいなことを言って、自分をごまかした。
そして社会人になった僕は、当たり前のようにギターを封印して仕事をした。
音楽をしていた自分を完全に忘れていた1年前、帰り道に偶然楽器の音が聴こえてこの店に初めて来た。
ステージでの常連客のセッションだった。演奏し、好きな音楽を存分に語らって楽しんでいた。
大人になっても、こんなに音楽を楽しめる場がある。。僕は頭を殴られたような衝撃をおぼえた。
そしてこの日以来、毎週1回、僕はギターをかついで、この店を訪れるようになった。。。
譜面を見ながらスタンダードを弾いていたとき、ドアの鐘がカランと鳴り、見慣れない客が入ってきた。
「いらっしゃい、、」マスターがちょっと驚きながら声をかける。
「ギターの音が聞こえたから。。あ、水割りください」客はちょっとはにかんで答えた。
「ギター弾くんだ、、」 マスターはそっと水割りを差し出す。
「昔は弾いていたんだけど、いつしか弾かなくなって、、、」
「隅っこに店のギターがあるから、あいつと弾いてみなよ」マスターは子供のようにギターを弾いている僕に顔を向けた。
「でも、、」
「みんな同じだよ。押し入れの奥の想い出をここに持ってきて楽しんでいるだけだから、、、ここはそんな店なんだよ」
マスターは優しく微笑み煙草に火をつけた。
客はちょっとうつむいてから、覚悟を決めるようにグラスを一気にあおり、ステージに歩き出した。
「おっ、新しい仲間だ。名前、なんて言うの?」 僕は嬉しくなって尋ねた。
「ボブ。。」 久しぶりにギタリストに戻った客は、店に入ってきたときと同じように、はにかんで答え、店のギターを手にした。
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"Just the two of us"
GROVER WASHINGTON JR.
(jasrac) 0J0-7554-3
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