ひとり寝床に 入る冷たさ
慣れたと云えど 芯まで寒い
ひとのぬくもり 恋しかないが
脳裏に残る あんたの肌を
悪い夜風が 想い出させるのさ
戸口がとんとんとん
硝子がしゃんしゃんしゃん
寝巻きのままに 裸足で土間へ
来やしないひと いつまで想うやら...
足の裏見て 情け涙で
汚れた土を 流しておくれ
どうせあたしは 盲御前(めくらごぜ)だよ
汚いものは 見えないけれど
綺麗なものは はっきりと分かるのさ
三味の音(ね)ちんとんしゃん
雪舞い しんしんしん
踏みしめ雪が きゅうきゅう鳴れば
雨戸、耳つけ 息さえ殺すのさ...
あんた あんた もう来られへんのか
あんた あんた 忘れられへんのよ
あんた あんた あんた.......
作品紹介
ぺん
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