冷えたマティーニ、大人の恋のお酒
背中が語り、グラスに影が落ちる
そのひとは、ときの狭間に入り込み
指先までも、目が離せなくなって
ダウンライトは、グラスの淡きひかり
止まり木並ぶ、ふたりの静かな背中
グラスを上げて、同じのもう一杯
君も飲むだろ、そうね同じでいいわ
そのひとは、懐かしい匂いがする
会ったのは、今夜がはじめてなのよ
惹かれあうのよ、なぜかわからないけど
薬指には、お互い指輪はないの
次第に近づく、ふたりの止まり木は
何もはばかる、理由はないけれど
聞かないで、3杯目のマティーニなら
もういいわ、少し酔ったぐらいが調度いい
ダウンライトは、グラスの淡きひかり
止まり木並ぶ、ふたりの静かな背中
作品紹介
ぺん
井高 直子コメント(4)
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