通り過ぎる人たち 空を見上げて
だいぶ高くなったと 興奮している
携帯やデジカメのシャッター鳴らして
今の瞬間を閉じ込めようとしている
建設途中のスカイツリー
今何メーター?
君ははしゃぎながら 腕を伸ばした
てっぺんに届くように高く 高く
完成したら 一緒に 登ろうなんて
笑って言った小さな約束
世界一の電波塔 そんな見出しが
新聞の表紙を 飾っていた
君からの電話や メールの返事が
なんだか減ってきた そんな頃
完成間近のスカイツリー
今何メーター?
君のはしゃぐ声 また聴きたいよ
無邪気な態度それは ただの天然?
完成したら一緒に 昇ろうなんて
笑った声が 今でも聴こえるけれど
街も駅の名前も変わり
それが素敵なことだという
高いところに行けば
僕も偉くなれるのかな?
完成したって僕は登らないよ
君と一緒でなけりゃ何の意味もない
完成したスカイツリー 雲に隠れて
雨に濡れながら 滲んで見えなくなる
作品紹介
スカイツリーが、建設途中の頃書いた作品。「完成しても登らないぞ」というひねくれた理由を、どうしたら正当化?できるか、みたいな発想で、詞にしてみました^^;
中村 幹コメント(0)
コメントを読むには、ログインが必要です。