木枯らしが吹く銀杏並木の道
ゆらゆら揺れる二つの影法師
沢山の星が彩る夜空に
私の溜め息がふっと消えていく
だんまりと歩いてる隣の君
ぎこちない空気が二人を包む
「寒いね」と呟き君を見つめる
マフラーで覆われた気になる横顔
かじかむ手を吐息で温めて君は言う
「うん、寒いね まだ11月始めなのにね」
些細な会話にもどかしさばかりが募る
本当に話したいことは他にあるのに
冷えた空気が頬を掠める夜
落葉を踏み鳴らす二つの足音
別れ道の交差点はまだ先
この時間がずっと続いて欲しいよ
君のことはずっと気になっていたんだ
自分の気持ちは分かっているけれど
積極的になれないことに苛立つ
今もこうして何も出来ないままだ
かじかむ私の手を突然君は握る
「ゴメン、やっぱり俺の手の方が冷たいね」
なんて言って君は私に笑いかけてきた
すかさず熱を帯びていく私の両頬
冷えた空気が頬を掠める夜
固く結ばれた二つの掌
右手に感じる微かな温もり
ただひたすらに愛おしく思えて
冬の足音が聞こえてくる夜
私の心に温かな息吹き
鈍い君はきっと気付いてないよね
ねぇ 気付いてよ 私の気持ちに
冷えた空気が頬を掠める夜
二人が抱くのは一つの気持ち
温かい気持ち
作品紹介
今回は、「冬っぽい曲」というお題の下、「体温(温度)」をテーマにしたラブソングを書いてみました。
普段は滅多に書かないラブソングの歌詞である上に、異性目線で歌詞を書いたのは今回が初めてなので、至らぬ部分も多いかと思いますが、どうかご承知置き下さい。今後もっと精進しますので……。
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