語り会おう あの頃の俺達
秋の夜風が 窓に絡んで
トタン屋根が 街路灯に照らされ
くすんだ色が とても優しい
施設育ちの 林檎売りには
ネオンの街は 毒の様に眩しい
泣きべそかいて 助けてくれと
小さな声で 俺に駆け寄って来た
もしもあの時 見殺しにしていたら
冷たいままで ワルを生きていただろ
ナイフかざして 笑い飛ばしていたら
俺とお前は すれ違いのままだろ
二人して生きて行こうとするなら
互いの過去など捨てちまえばいい
幸せに生きて行こうとするなら
明日も静かに生きてゆけばいい
白い銭稼ぎ続けてゆくなら
二人は離れるはずはないだろ
語り疲れ 寝息たて始め
眠ったお前が とても愛しい
どんな色の 夢を見ているのか
街路灯には 星空似合う
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