「聖戦の落日」(仮題)
誰が悪いのかと 云いたい訳じゃない
どの国が悪いと あらそう愚かさに
気がついただけさ
九月の青い空を見上げて
驚きと悲しみに 叫び声あげる人々
摩天楼は崩れ落ちた
ある晴れた八月の朝 悲鳴さえあげることなく
灰になり沈黙した 夥しい魂は
閃光に焼かれた
絶望の神に命捧げて 愛を乞う虚しさ
人が欲望を野放しにして 育てあげた怪物
背徳も正義も 飲み込まれてゆく
天国は信じないが 僕の中に悪魔は居る
全能の神が 創りあげた世界
人間が何時も 夢見てた世界
何がどれだけ 違うと云うのか
この世に 地獄があるのだから
僕の中に 神は居るのかも知れない
命に終わりがあるから 人は生きる意味を探す
暴力に焼き尽くされた命は 何を探せば良いのか
わかるなら教えて欲しい
命の姿探して 平和の意味を問えば
聖戦の落日に 正義も勝利もなんと虚しいものか
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