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ルル組曲(オペラ『ルル』による交響的小品)〜第4曲 バリエーション

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作品情報

ジャンル クラシック
参加形態 単独
公開

作品紹介

GM音源1台でここまでやるかシリーズです (^O^;

世紀末な雰囲気をこぼれるくらいたたえたアルバン・ベルクの『ルル組曲』から、
第4曲目の『バリエーション』をお贈りします。

『バリエーション』は第3幕1場と2場をつなぐ間奏曲として作られたオーケストラ音楽です。
密告されパリをあとにしたルルたちがロンドンの場末へたどりつき、
そこで悲惨な生活を強いられるまでのありさまを暗示した音楽となっております。

バリエーションとは変奏曲のこと。特定のメロディ(主題)をもとに、
メロディを変え、伴奏を変え、リズムを変え、楽器を変え、
いく重にもアレンジしなおしてゆく音楽の形式のひとつと思ってください。

ここでベルクは原作者ヴェデキントが作詞・作曲したリュート伴奏つき歌曲の
手回しオルガン風メロディを主題に用いています。曲はA〜Gまでの7つの部分でできており。。

A−序奏
    B−第1変奏 主題をハ長調にもとづいてアレンジ
    C−第2変奏 2つの異なる調性の主題が同時進行するアレンジ
    D−第3変奏 <<葬送>>  無調様式でアレンジ
    E−第4変奏 12音技法によるアレンジ
    F−主題提示 ヴェデキント作(しかし最後に提示されるのね…)
    G−コーダ

という構成になっています。伝統的な調性メロディが変奏されるごとに解体してゆくかたちが一瞥(べつ)できるはず。
しかもこの流れは、リヒャルト=シュトラウスやマーラーの音楽から出発し、
12音技法にまでたどりついたベルク自身の作曲様式の変遷そのものでもあるのれす。

伝統的な調性の観点からは解体してゆくように見えるとしても、
全変奏を通して音楽はとても精緻につくられています。

それぞれの部分はあたかもモーフィングのように自然につながっており、
特に『ヴァイオリン協奏曲』のバッハのコラージュを連想させる第4変奏の、
ハ長調の主題と12音音列とのからみは聴きどころのひとつです。(^^*)

佐藤 陽子

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