Ⅲ(「合唱のためのコンポジション第10番 オンゴー・オーニ」より)
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作品情報
| ジャンル | クラシック |
|---|---|
| 参加形態 | 単独 |
| 公開 |
作品紹介
Ⅱ(http://musictrack.jp/musics/17111)に引き続き、同じく「合唱のためのコンポジション第10番 オンゴー・オーニ」より、Ⅲ。このⅢ(第3曲)は、作曲家自身の言葉によれば「よろこび」。このⅢのあとⅣ(http://musictrack.jp/musics/17109)に続きます。通常クラシックの音楽会において、交響曲や組曲などといった、複数の楽曲が構成された曲目の演奏において、曲間の拍手はしないのがマナーとされる。しかし、演奏が見事な場合などそのマナーを承知にもかかわらず、拍手が起こることがある。この演奏のあとも拍手があった。しかし、たった一人。これはどういう意味か?今振り返っても感慨深い。たしかF先生といったとおもう、地元の大学を退官された方らしく、当時仙台のクラシックの演奏会のほとんどに足を運ばれていた方がいて、その方の、たった一人の曲間の拍手であったとあとから話を聞いた。とにかくなんと言うか、表面的に派手な要素は特にない通常の大学のサークルの混声合唱の定期のプログラムに過ぎないのだが、指揮者(学生指揮)、団員、そしてピアノを担当したである自分の、音楽そのものに掛ける、虚飾のない情熱の結晶のようなステージだった。
オンゴーオーニで学生指揮を担当するH君は浪人せず大学に進学していたので大学では1年先輩となる。自分が入学当時、大学2年のH君は音楽専攻の合格者に自分の名前を発見し(見学した発表会での自分の演奏の印象あり、またその後のコンクール入賞を知っていたのか、自分のことは記憶にあったらしい)、大学3年で所属混声合唱団の学生指揮に就任した際は、自分に客演ピアニストを依頼しようということを、早々に心に決意したという。
そして、自分は大学2年に。H君は3年に。学生指揮に就任したH君から、正式に混声合唱団のピアニストの依頼をうけ、快諾する。通常演奏会の練習が開始する秋以降にピアニストは演奏会の曲目で練習に参加するが、その年度はH君の考えもあり(「オンゴー・オーニ」は難曲なので、早くからピアニストを決定し、サークルの行事にも参加させたいとの意向を団に承諾され、)春の小学校の訪問演奏や夏のサークル合宿なども参加する。自分の大学2年は特に深く混声合唱団と関わった。そして定期演奏会に向けて練習が開始する。H君からは「オンゴー・オーニ」のスコアと、この年、出版されたばかりの、オンゴー・オーニの作曲家の著書、岩波新書「現代音楽の冒険」を手渡される。大学の授業には腑抜けで気合が入らなかった自分も(午前中の授業は、代返とかで乗りきれなかった場合は、単位を落としまくる。深夜に活動して午前中は寝ていた)H君と合唱団の音楽愛に気圧され、相当な気合でピアノに取り組む。
廣川 裕太コメント(0)
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