名もない花
- 36回再生
作品情報
| ジャンル | フォーク |
|---|---|
| 参加形態 | 単独 |
| 公開 |
作品紹介
卒業のこの時期、「社会に出る」という表現をよく目にしますが、考えてみると、人はいくつであろうと、他の人と関わりながら生きている、というより、そうしなければ生きられない存在なのであって、そういう意味では、生まれた瞬間から「社会」に出ています。
この言葉は、「厳しさ」「一人前」などの言葉とセットで使われることが多い気がしますが、「仕事」「つきあい」といったものに、必要以上に重たい、神聖な意味合いを持たせようという意図が背後に隠れているように思えて、どうも好きになれません。
何だか、新しい環境に入っていく者に向って、「お楽しみは終わりだ、これからは言われたことにとにかく従うのだ、「社会人」になるのだから、 お前が大切にしているそれを捨てなさい」と、穏便に迫っているみたいです。
それに、「社会に出る」前の人間に、本来負うべき責任まで免除されているような錯覚を与えかねないし。
というわけで、私はこの言葉は使わないことにしています。
3月は、私のような仕事をしている者には、本当に感慨深い季節です。
卒業していくみんなが、誰かの思惑で作り出されたような「価値感」にあまり惑わされず、本当の意味で「いい大人」になっていってくれればと切に願います。
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