芳香な水辺を器に作り
ひとりそれに身を沈める
そこに愛は欠片も無く
鼻のとんがった正義も無い
皆はどうしてる?
「ハタライテいる」
「アソンデいる」
そんな人を横目に僕は
黄昏を溶かした喉の静寂へ
明日は何しよう
どこへ行こう
思いを絡め 今日は眠る
隣に酔いの小舟を揺らして
浮世を忘れた肴を添えて
ひとりそれに身を委ねる
そこに角ばった理屈は無く
丸みを帯びた情緒もない
皆はどうしたんだ?
「ツカレタ」
「メンドクサイ」
そんな人に重ねて僕は
調味された狩りを始めて
明日は何しよう
いつにやろう
課題を残し 今日は眠る
後ろに塩味の風を感じて
明日は何しよう
どこへ行こう
思いを絡め 明日へ続く
隣に酔った夢を書いて
作品紹介
一人、家や場末のスナックで呑んでいる人間を描きました。社会に飲まれながら泥臭く生きる人間が盛り場の中では、喜怒哀楽を超越した感情を酔いとして表現しています。
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