春嵐で
足取りも
重いまま
指先から
感じる
夏の湿りを
何を感じろと言うの?
海原を漂う残骸
ひめゆりの風が
頬を撫ぜる
命を問うの
いつまでも
春って
だいたい
ぐちゃぐちゃなのに
暗い
フェーズの先に
蛍火
弔い方さえ忘れた
平和な屋根の下
楽園は今じゃ
持て囃され
南の風が
心 洗うと
南部に蔓延る
重い空気
拒みようのない
夥しい哀しみ
夏の気配と共に
行き場をなくした
千の足音
まだ何かに怯えるよに
アダンの茂みに
千人壕(アンガー)からの吐息
喪に服す海は
オーシャンブルー
平和を謳う
不届きな
この肩にも吹く
ひめゆりの風
イマジンの
軽やかな音色
天国にも似た
青い空
コメント(0)
コメントを読むには、ログインが必要です。