私の世界はやわらかい
私の心はこんなにも優しい
壁を殴る想像をして
修繕費を計算してる
衝動より先に
現実が止めにくる
花に火をつける想像をして
炎の色より
咲いてきた時間を考えてしまう
嫌な誰かを傷つける想像をして
最後にはいつも
「自分が可愛いだけだ」って
私が私を責める
なんて優しい私
なんて臆病な私
今日も誰も傷つけずに終わる
透明な拳を握ったまま
鏡にはなにも映らない
優しさで削れた輪郭だけが
ぼんやりと
息をしている
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