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君の声を聴いてしまったら

一人の時が多くなり
寂しい日々が募りだす
時間すら戻す子供になった
僕がいた

感覚がマヒしていく
感情さえもわからない
ただ分かってしまう答えが
心の中で響いている

もし君の声をいま聴いてしまったら
孤独に押し潰されそうな心が
止まらず泣いてしまうから
沈黙の時の中でそっと目を閉じる

二人の時を思い出し
何もないよと微笑んだ
鏡には少し大人になった
僕がいた

透明な色などなく
脳内からは薄れていく
ただ削ってしまう痛みが
心の中を闇で染めた

もし君の声をいま聴いてしまったら
必死に堪えていたものの想いが
あふれてしまいそうだから
イヤホンの音の中でそっと目を閉じる

もし君の声をいま聴いてしまったら
孤独に押し潰されそうな心が
止まらず泣いてしまうから
沈黙の時の中でそっと目を閉じる
イヤホンの音の中でそっと目を閉じる

作品紹介

君の声を聴いてしまったら

山岸 拓真

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