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深淵

いつの間にか僕は
深淵に近いところまで
下りてきてしまったようだ

閉ざされた未来に
絶望して何の気力も
なしに歩いているうちに

ここまで来たなら
もうどうしようもなく
落ちていくしかない
落ちていくしかないんだ…

心臓は不気味な音を立てる
鼓動は早いのに恐ろしく
冷めていてまるで金属のよう
ほらこれが希望を失った
音なのだろう

深く下がるほどに
その音はひどく反響し
さらに滲んで聞こえるよ

さあそろそろだな
底が見えてくるんだ
たどり着くしかない
たどり着くしかないんだ…

しばらくは
ぐっと沈み込んで
何もできなくなる
やがて浮かび上がる
何かのきっかけが
訪れるまで
いやでもそんな日が
本当に来るだろうか…

心臓は不気味な音を立てる
鼓動は早いのに恐ろしく
冷めていてまるで金属のよう
ほらこれが希望を失った
音なのだろう

この不穏な音にも慣れてきて
心地よさまで感じとって
暗闇でかかるビートがずっと
頭から離れなくなるその
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作品紹介

なかなか先の見えない時代ですね…。

高橋 亮介

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