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EMPTY

いつも通り目が覚めて 朝と夜を消費する
色が消えた月と星 エネルギーは十分か?
詰め込まれたスケジュール 二倍速で消化する
無下にされた感情で エネルギーは十分か?

立ち止まることさえ 許されぬ世界で
冷え切った手先に 赤い血がにじんで

感じない人の気配に 灰色の景色が浮かぶ
金属のこすれた音に 悲鳴すらあがらないまま

いわれのないクレームが 矢継ぎ早に舞い込んで
オート処理のマニュアルで エネルギーは十分か?
逆らわない物言いと 処世術を刷り込まれ
予定調和指示通り エネルギーは十分か?

滞ることさえ 許されぬ世界で
機械より冷たく吹く風に晒され

感じない人の気配に 灰色の景色が浮かぶ
金属のこすれた音に 悲鳴すらあがらないまま

こじ開けた赤い目玉に 灰色の景色を映す
青ざめた右手で今日も 凍てついた扉をひらく
かき消した人の気配に 閉ざされた時が流れる
金属のこすれる音に 聴こえない悲鳴があがる

作品紹介

ACIDMANとかTHE MAD CAPSULE MARKETSを想像しながら書いた。
企業とか工場に務めるのって、概ねこう言うことじゃ無いでしょうか?

山岸 さゆり

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