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孤塁

《孤 塁》

ファーストベースの上に たたずんでいる女がいる
乳飲み子を抱えて 周りを睨んでいる
何がいけなくてこうなったか 実はよくわかっている
春の風が背中を押すと 胸を張って涙を拭いた

セカンドベースの上に 滑り込んだ男がいる
星と月を見ながら 家に帰る毎日を過ごしている
頭の命令に心が従って すり鉢の底で働いている
夏の風が汗を乾かせば 俺はここにいると叫んでみた

サードベースの上に たどり着いた老人がいる
愛を踏みにじられ 嘘と欲がこびり付いている
哀しみに歪んだ顔を 鏡に映せないでいる
秋の風を頬に気付けば 友にさえなれない自分が荒野にいた

ホームベースを目指すのか 先がないことを知りながら
一周回って還る人生を 楽しめば良いのだろうか
それともそれぞれの塁に立つことが目的だったのか
冬の風にこの身をさらけ出して 今日も孤塁の歌を唄っている

作品紹介

今朝、孤塁という言葉が頭に浮かんで、先程レポート用紙に書いたものを、体裁を整えながらスマホで打ちました。
今回は気づけば丁度1時間経っていました。

会社のレポート用紙を使ったのと、仕事中に遊んだ罪で、きっと僕は地獄行きになるでしょう。
ということは、またあの人この人とも会えるということか。
じゃ、楽しみだ。
良かった、良かった。

付曲の際、語呂合わせ、繰り返しなど、変えていただいても結構ですが、事前に一報ください。

井上 香織

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