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しばらくは雨がいい

“冷たい雨が降る日は
どこにもいかなくていい”

そんな言い訳ができて
部屋にこもっていられる

決めなければいけない
たくさんの物事なんて
そのへんにうっちゃって

ベランダで跳ねている
雨音をききながら
ぼんやりと過ごすんだ
心臓の音がする
ただただ生きているだけの日さ

昼も夜もない空は
何も変わらなく見えて

終わりまで止まらない
いまいましい時間も
今だけ進まないで…

過去のことも
未来のことも
まったく考えずに
しばらくはこの
気だるさを
味わっていたい
しばらくは…

ベランダで跳ねている
雨音をききながら
ぼんやりと過ごそうか
心臓の音がする
ただただ生きているだけの日に

濡れた花はつややか
色に深みが増すよ
なぜに同じようには
いかないものなんだな
ただただ生きているだけだから

作品紹介

しばらくゆっくりとしていたら、
いつの間にかつゆがあけました。
暑い季節がやってきますね。

高橋 亮介

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