/

森林公園にて

“変わり続けなければ
生きていけない”と
焦りそしてもがく日々で

ひとつ思い付いても
いつもだめになり
何も実るものもなくて

“違うようで同じ失敗”を
繰り返しているだけかな
頭が破裂しそうになるから
少しだけ離れようとしたんだ…

初夏の森林公園は
爽やかな風と光に満ちている
自分だってこんなふうに
鮮やかに変わっていきたいんだよ
何もかも素晴らしく思いながら

冬に訪れたときは
“素晴らしい”なんて
おせじでも言えないくらい

殺風景で寒々しくて
凍えるような木々たちと
枯れた葉の残骸があっただけ
希望も何もない場所だったのに…

どうしてこんなにも
変わり続けることが
できるのだろうか
すべての色を取り戻し
ほらまた自然に
新しい世界が
顔を出して

初夏の森林公園は
爽やかな風と光に満ちている
そうか自分は“不自然”に
変わろうとしていただけだったのかな
心の声に耳を傾けずに

そう思ったとき心に
光が差し込んで風が吹き抜けた
自分だってもしかしたら
鮮やかに変われるかもしれないんだ
何もかも素晴らしく思いながら

いま心の声に耳を傾けて

作品紹介

変わらなければいけないと、
すごくせかされているように
感じる毎日です。

高橋 亮介

コメント(0)

コメントを読むには、ログインが必要です。

作者の他の作品

曇天

心の天井を懸命に
青く塗り替えても
無駄だったのかな
もやもやした気持ちがそのまま

高橋 亮介

共生

僕の居る部屋はとても
無機質でさみしくて
でも窓を開けたらほら
隣の空き地の木が

高橋 亮介

時間の潮汐

誰もいなくなった浜辺には
まだ雪がちらついている
“一つの時代の終わり”がほら
名残惜しそうにして

高橋 亮介