/

外れかけのボタン

コートのボタンが緩くなって
もう少しで外れそうだ

どこかに引っかけないように
慎重に歩かなければ

とれてしまったら
僕は付けられないからな
よく付けてくれた
君にも今は頼めない

もっと仲良くしたい
なんて言わなければよかった
それってどういうこと…?
君はそう言い黙ったあと
ありがとうと ため息のように

きっとずっと今のまんまがさ
君にとって良かったんだ

みっともないなぁ
家に遊びにきたときに
シャツのボタン見て
すぐになおしてくれたよな

すべてが心地よくて
また戻れたりはしないかな
少しの欲なんかで
様変わりしてしまうなんて
さようならと つぶやいてみても

気にして歩いていたら
いつの間にか
ここはどこだか
でも外れそうな
そのボタンは
まだ残っていて
まだ続いていて

もっと仲良くしたい
なんて言わなければよかった
それってどういうこと…?
君はそう言い黙ったあと
ありがとうと ため息のように

ありがとうと さようならのように

作品紹介

もうすぐ冬が終わりますね。
コートもいらなくなる。
その前にアップをしたかった詞です^^

高橋 亮介

コメント(0)

コメントを読むには、ログインが必要です。

作者の他の作品

君がいなくなったら

もし君がここから
いなくなってしまったら
僕は少し泣いてしまうかな
“決心がついた”と

高橋 亮介

空景 -theme of hometown-

異国の地の 空いっぱいに
空気を吸い込めば
なぜだか我が 故郷の匂い
あの“砂漠の街”が

高橋 亮介

ノーフューチャー

俺に未来などはない
俺に未来などはない
俺に未来などはない
俺に未来などはない

高橋 亮介