時計
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作品情報
| ジャンル | クラシック |
|---|---|
| 参加形態 | 単独 |
| 公開 |
作品紹介
今日は、フォルテッシモおとうさんの
白樺の妖精管弦楽団のコンサートの日。
ナチュラルおじぃちゃんも
フラットくんも シャープちゃんも
そしてママも おめかしして
いそいそと。
今日はなぜか最前列の席。
演奏が始まり 妖精の風の音の中
ママ ウルウル
フラットくん、シャープちゃん スヤスヤ
ナチュラルおじいちゃん あやうくイビキ
一部のプログラムも終わり
おじぃちゃんが
「さて、楽屋でも覗いてくるか」
『ボクも!』[わたしも!]
まぁ、三人して
おとうさんのジャマしちゃだめよ。
ところが二部が始まろうとするのに
三人とも戻ってこない。
ステージサイドで聴くのかな?
まぁ、たまには一人でゆっくりもいっか。
二部の最後の曲は
エキシビジョン『時計』。
おとうさんの新曲。
指揮台へ向かうおとうさん
あれ? どうしたの
ギターを抱えたおじぃちゃんが
センターへすわった。
続いて えっ!
フラットくんとシャープちゃんが
シロフォンの前に立った。
おじぃちゃんのギターのイントロ
おとうさんらしいストリングス
木管の音もものすごく優しい
フラットくんシャープちゃんの
シロフォンも時計の音のよう。
ふと
プログラムに目を落とすと
見覚えのある詩が書かれてあった。
『止まりかけていた
心の振り子
あなたは
そっと動かしてくれました
忘れかけていた
心のぬくもり
わたしは
愛されることの大切さを
知りました』
それは、ママが音大生のころ
なにもかもうまく行かず
ふさぎこんでいた時
彼、(今のおとうさん)が
優しくせっしてくれて
そして愛してくれたことへの
感謝の気持ちを込めた詩。
曲が終わり 拍手の中
感激のあまり立ち上がって
駆け寄ろうとさえ思った。
そこへ
フラットくんとシャープちゃんが
ステージを降りてきて
ママをステージの上へさそい
おとうさんのもとへ。
待っていたのは
抱えきれぬほどの 花束
そう 今日は
二人の結婚記念日
『時 計』
演 奏 白樺の妖精管弦楽団
ギター ナチュラルおじぃちゃん
シロフォン フラットくん、シャープちゃん
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