That Cat Is High
- 75回再生
作品情報
| ジャンル | ジャズ |
|---|---|
| 参加形態 | 単独 |
| 公開 |
作品紹介
【曲説】=====
The Ink Spots(インクスポッツ)というアフリカ系アメリカ黒人のヴォーカルグループが1938年にリリースした、ちょっとコミカルな曲です。それをマンハッタン・トランスファーのカヴァーを基にしたのが今回のバージョンです。
タイトルに「ネコ」とありますが、これはいろいろ含み・思わせぶりなタイトル・歌詞なんです。歌詞の通りに受け取れば、通りをふらふらしている酔っぱらいを、マタタビでも舐めたような猫に例えた歌詞になっています。思わせぶりなのは、実は酒じゃなくて大麻でハイになった人をみて、それを茶化しているとも受け取れる歌なんです。
英語詞にはけっこうこの手のレトリックはたくさんあります。見た目、きれいな言葉が並んでいるんですが、隠語的解釈をするとかなり下ネタな内容だったり、この曲のようにドラッグでハイになっている歌だったり(^^;)
作ったのは J. Mayo ”INK" Williams。1920年代からレコードのプロデューサーとしてDecca や Paramount、Vocalion といったレコード会社で活躍していた人です。
ブルース音楽ビジネスの先駆的なアフリカ系アメリカ人プロデューサーでした。レコーディング契約で才能のあるアフリカ系アメリカ人ミュージシャンを発掘して契約(ペンで署名・サイン)を獲ってくるので「インク」というニックネームとなった、いかにもあの時代らしいエピソードがあります。
Count Basie、Louis Jordan などのプロデュースを手掛けたり、Corrina, Corrina、How Long Blues、Jambalaya などの曲も書いています。
この曲を最初にレコーディングしたのは、The Ink Spots (インクの染み)といって、アフリカ系ヴォーカル・グループの草分けで、R&B、ドゥーワップ、ロックンロールの先駆者として知られています。ちなみに・・・僕はDoo Wap系も好きで、そのコンピレーションアルバムの中で彼らを知りました。
38年に結成され、39~49年にはなんと19曲がトップ10入り。黒人グループの音楽をメジャーにした立役者の一つだったと思います。
ちなみに、インクスポッツがこの曲の翌年、1939年に1900万枚!の大ヒットとなった "If I Didn't Care"という曲は、「ブレードランナー」「レイジングブル」「ショーシャンクの空に」など錚々たる映画で使用されています。
【訳詞】=====
ヘイみんな!甘い蜜でとろけそうだぜ!イエーイ
あいつ、ハイだぜ
見なよ、あいつの眼!
あいつ、ハイだぜ
凧より高く舞い上がってるよ
通りをふらふら歩いてる
酔っぱらってるのがバレバレ
靴も履いてないし
あいつ、ハイだぜ
おれの言ったとおりさ
あの男はハイだよ
凧より高く舞い上がってるぜ
あいつはハイだぜ
見てみろよ、あいつの黒い瞳を
嘘なんかじゃないさ
凧より高く舞い上がってるぜ
このブロック中を
うろついてるだろ
もうへろへろさ
座り込んじまったよ
あいつはハイだぜ
見てみろよ、あいつの黒い瞳を
ほら、まいったな
空より高く舞い上がってるぜ
【ジャケ絵】=====
酔っ払いの絵は手元にないので・・・猫つながりで・・・
製図ペンと墨汁と筆で描いてます。
コメント(34)
コメントを読むには、ログインが必要です。