白い病院の白い部屋で
僕と君は出会ったんだ
僕は殺人ロボットとして
君は実験用モルモットとして
だけどね
あの時 僕は君を確かに殺したんだ
いつも通り どうでもいいことだったんだ
でもね大抵の人は死んで逝く時は
悲しそうだったり
笑っていたりするのに
君は涙の一つもこぼさずに
心底 悔しそうに死んでいたんだ
なんて面白い人間なんだ
白い部屋の白い部屋
私とお前は向かい合っていた
ここでお前を殺して
二人とも自由になろう
この狭い部屋にその
馬鹿みたいに大きい
図体は似合わないだろ?
どんな物語でも
何かを変えるのは人間なんだよ
化け物野郎が
別の世界からの声が聞こえる
あなたのようになれたのなら
別の世界からの声が聞こえる
お前のように強くなれたらな
君のその美しすぎる死体を
白衣を着た男がまるで
虫けらを処理するように
片付けたから
ついつい 踏み潰してしまった
緊急用アラームの音が辺りを包む
すぐに逃げなきゃならなかったんだろうけど
君と一緒でないと意味はないからさ
君をそっと手の上に乗せたらさ
急に背中が痛くなって
瞼が重くなってきたんだよ
あぁ あいつの顔を見たら
怖くて動けなかった
そうしているうちに
死んじゃったみたい
あれ?あいつ何で私を見ているの?
まさか 食べる気でもあるの?
最悪ッだわ
あれ?あの白衣のメガネが
カエルが泳いでいる時みたいな
格好で死んでいるわ
何?この 耳を貫くようなこのアラームは?
あれ?何で私を手に持っているの?
まだ 食べる気なのかしら?
でも?
結局のところ私たちが
死んだことになんか
意味はなくて
引き分けということね?
よかった
これで君と一緒だ
庇えてよかったよ
死んでんだから意味ないでしょ?
別の世界からの声が聞こえる
あなたのように小さくなれたなら
別のの世界から声が聞こえる
なんで馬鹿みたいにそんなに大きいの?
別の世界からの声が聞こえる
あなたに響くトランペット
別の世界からの声が聞こえる
こんなに大きかったら僕のことを
忘れないでいてくれるよね?
コメント(0)
コメントを読むには、ログインが必要です。