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クラリネットと管弦楽のための序奏、主題と変奏曲 変ロ長調

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作品情報

ジャンル クラシック
参加形態 単独
公開

作品紹介

ロッシーニ
クラリネットと管弦楽のための
『序奏、主題と変奏曲』 変ロ長調

イタリアでは、作曲家達は人間の声に近い
音色と豊かな表現をもつ
クラリネットのカンタービレや
ヴィルトゥオジティに富んだ敏捷さを、
なりよりも好んだようである。
当時まだ17才であったロッシーニが、
1809年にボローニャで作曲した
「クラリネットと
 小管弦楽のための変奏曲ハ長調」には、
いずれにせよベルリオーズの言った
”黄昏の魔法”などは、その欠片も
感じることは出来ないだろう。
その音楽はお聞きのように、ベルリオーズが
”この楽器には拒否されていると思われる”と
はっきりと言明している
”奔放な陽気さと子供のような無邪気な喜ばしさ”を
示している。
 同じことは
「クラリネットと
 管弦楽のための序奏、主題と変奏 変ロ長調」
ーーカデンツァやアルペジョ、時には3点イ音に
まで駆け上がるジャンプなど華やかな
技法と表現が多用された。
 ヴィルトーソ的なこの作品にも、
そのまま当てはまる。作曲年不詳のこの作品は、
先の姉妹作に比べて格段の成熟を示しており、
そのことは、とりわけ導入部の叙情的な表現や、
ラルゴ・ミノーレと記された第4変奏に明らかである。
しかも、この作品はまた、(弱音で奏される)
メランコリックな表現と、
クラリネットの低音域における
(フォルテの)ドラマティックな
表現の可能性にも欠けていない。
そして、ロッシーニはこうした
クラリネットの用法を後のパリ時代になって、
「モーゼ」や「伯爵オンリー」、
「ウィリアム・テル」といった
オペラで初めて用いたのである。
(ミヤエル・シュターゲマンの解説を抜粋)

井高 裕樹

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