/

『真夏の魔法』

1、
浜辺でのんびりと
読みかけの本から
視線上げてみれば
海風のいたずら
白い帽子さらい
追いかけていたね

ここで出逢ったのも
偶然ではないさ
運命のほかには
考えられない

模様を変えて
寄せてはかえす
波打ち際の
足跡さえも
理性も消し去る
真夏の魔法のせいさ

2、
波に揺られながら
遊ばれてしまうよ
水にしたたる裾
スカートを搾れば
砂まみれの白い
素足に見とれた

閉じた本を置いて
貴女に手渡した
タオルが照れた顔
笑うたび揺れた

模様を変えて
寄せてはかえす
波打ち際の
足跡さえも
理性も消し去る
真夏の魔法のせいさ

理性も消し去る
真夏の魔法のせいさ

コメント(0)

コメントを読むには、ログインが必要です。

作者の他の作品

オリジナル

The way to Bilive

  • その他
杉山 治
49回再生

オレンジ色の月

今まで築き上げて
きたものが
一瞬で壊れた気持ち
解ってとは思わない

杉山 治

『気まぐれな夜』

1、
濡れた路面に
滲むシグナル
変わると同時に

杉山 治