/

母恋し

萩のむらさき すすきの穂
いつの間にやら 命日が
お彼岸だんご お供えすれば
合わせ掌 年々長くなる
秋茜(あかね)が止まり 帽子が揺らいで

夕焼け空が 懐かしく
いつか来た場所 丘の上
母に連れられ 乗った鈍行列車
あれから何年 しんみり想い出す
帰る道々の 風景は変わった

ねぇ、お母さん お母さん
しょっぱくなるほど 呼んでみる
大声あげて 呼びたいときは
布団をかぶり 涙が枯れるまで
泣いて・・泣いて そして眠りつく

作品紹介

今日は、昨日が去った徒然草

近藤 里佳

コメント(0)

コメントを読むには、ログインが必要です。

作者の他の作品

ぼろんこエンドロール


闇を引きずる 鴉群れ
裏切りのない 朝は嫌々くる
夜通し呑んで 夢現

近藤 里佳

日雇い人ブルース

ゆうべの雨が 止みそうもない
ぐずぐずしてる 陰気臭いな 今日の雨
「ちぇっ」といいつつ 足取り軽く
せんべい布団 鼻歌まじりに 巻き上げる

近藤 里佳

晴れっぽい日


今日は楽しい 運動会
国旗がパタパタ そよいでる
とうさん かあさん 来てるかな

近藤 里佳