1、
想い慕って いつしか季節(とき)は
指折り三つの冬に
そろそろくるよ つぐみがくるよ
啼いたら帰ってくると
素知らぬ顔で 濡らす心を
静かに押し込めれば
埋すみ火の夜(よ)は 更けゆくかしら
もう少し、もう少し
恋というには遅すぎて
愛というには重すぎて
冷たい窓に 字を書けるほど
曇りはしない、かすれ文字
2、
遠く想いて あなたを呼べば
嬉し、悲し半分
けれど名を呼ぶ 男性(ひと)があるだけ
しあわせでしょう
願えば叶う ひとはそう云う
離れて、なお愛す
埋すみ火の夜(よ)は 夜明けに消える
あと少し、あと少し
恋というには遅すぎて
愛というには重すぎて
つぐみが来たら つぐみが啼けば
曇りガラスに、流れ文字
※
恋というには遅すぎて
愛というには重すぎて
強さと弱さ もう駆け引きは
しないでいいと、三つ目の冬
強さと弱さ もう駆け引きは
しないでいいと、三つ目の冬
2015 11 15
作品紹介
ぺん
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