薔薇を一輪 切り取れば
気が付かないうち 棘のあと
くちびる寄せて 指噛めば
ひと弁(ひら)ぽとりと なぜか哀(あわれ)む
滲む血の色 わたしのこころ
舐めてしまえば 苦しみ知らず
あんたが来れば 笑い顔
あんたが帰れば 枯れた薔薇になる
憎しみ愛し 不条理と
誰より分って いるけれど
綺麗な言葉を 集めたら
花園みたいで あでやかに
滲む血の色 沁み込む花に
あざやか過ぎて そこだけ赤い
あんたが来れば うれし顔
あんたが帰れば 枯れた薔薇になる
滲む血の色 わたしのこころ
舐めてしまえば 苦しみ知らず
あんたが来れば 笑い顔
あんたが帰れば 枯れた薔薇になる
作品紹介
ぺん
井高 直子コメント(0)
コメントを読むには、ログインが必要です。