先のことなど 考えなくとも
今がよければ ふたり夢ごこち
風は鳴く わたしの代わり泣いておくれ
ひゅーら ひゅーら ほら可哀相に泣いているよ
明日の朝には 置手紙ひとつ
明日の晩には 私が風になる
あぁ、虚しさの 足跡消したら
あのひとはまた 着てくれましょう
独りの部屋に 花でも飾って
心寒さは 癒えるでしょうか
女ゆえ 待つ身の苦しさ分かりますか
ひゅーら ひゅーら 風よ、あのひとに云っておくれよ
足袋の汚れに わたしのようだと
さっきがた付いた 言い訳の汚れ
あぁ、哀しさが 涙がぽとり
畳に落ちる せつなさ染み込む
女ゆえ 待つ身の苦しさ分かりますか
ひゅーら ひゅーら 風よ、あのひとに云っておくれよ
ここにいるから ずっといるからね
可愛いおんな 可愛がっておくれ
あぁ、わたしには これが生きる道
あのひとがいる 心の支えでです
作品紹介
ぺん
井高 直子コメント(2)
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