生まれも育ちも
もうとっくに捨てた
貧乏暮らしだった
血縁も途絶えて
町を転々とし それなりに暮らした
夜の世界を知って 生きる術(すべ)知った
ここまでくるのに 話せば長くなる
精一杯に生きたわ
わたし、がんばったの
夢だったのよ
苦労した甲斐あって
小さな店だけど
お店の名前はね 神楽鈴(かぐらすず)のように
繁盛するように 鈴の音と書いて
鈴音(すずね)にしたいのよ あなた着てくださる
絶対にきてくださいね
鈴音よ、覚えてね 着物がいいかしら
お待ちしていますわ
※
鈴音(すずね)にしたいのよ あなた着てくださる
絶対にきてくださいね
鈴音よ、覚えてね 着物がいいかしら
お待ちしていますわ お待ちしていますわ
作品紹介
書き下ろし
井高 直子コメント(1)
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