そろそろひざしは 夏の空
蛙が飛びだす たんぼ道
鬼ごっこ競争 風を切り
麦わら帽子が 稲のなか
泥んこで遊んだ、そのむかし
風鈴ちりんりん、風にのり
水無月、遠き日々はセピア色
雨乞い蛙の 合唱隊
眠れぬ夜には 網戸にし
一声浴びせば 静寂が
それも気休め 風物詩
蚊帳吊も苦労の、そのむかし
蚊遣豚(かやりぶた)は今も変わらずに
水無月、遠き日々はセピア色
※
「そのむかし」から、はや何十年
様変わりしたのは僕なんだ
夏がくれば、ひととき想い出し
様変わりしたのは僕なんだ
水無月、遠き日々はセピア色
作品紹介
ぺん
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