八重の花 ひとひら舞って
青い空ゆらりゆらりと 遊ぶか春の風
流るる川に、花筏は浮かび
水の音(ね)清らか、うららか日和
先より便りありて来たるひとは
朝夕に祈り この胸に、そっと秘めて
ひと枝手折れば なぜか
悲しみが寂しさ募り 移り香を探す
あなたの名を 掌になぞったなら
花に癒され、刹那に美しく
指折数える月の満ち欠けに
朝夕に届け 涙で、溶けてしまわぬうちに
八重の花 ひとひら舞って
届けよゆらりゆらりと 風に乗り、あなたのもとへ
作品紹介
コメント(0)
コメントを読むには、ログインが必要です。