星空が涼しく揺れている
月に照らされた足元の影
この先の人生に希望があると
疑がわず歩いていく
行く先知れず乗り込んだ
希望という名の電車に
握りしめた切符は勇気を
与えてくれる証となる
とても浅はかな考えで
人を傷つけ自分も傷つき
何が不満かと聞かれれば
この世の全てだと答えた
一人でやれると言い放ち
誰にも知らせず始発で
街を飛び出した
あれから何年経っただろ
社会の波に揉まれながら
理不尽な事も胸にしまい
ひたすら孤独と闘った
夢や希望は何処にあった
探してみたが見当たらず
一人で生きていく事が
如何に大変か身にしみた
あの頃の自分に会えたら
意気がってやっていけるほど
世間は甘くないんだと
言って教えてやりたい
一人でやれると言い放ち
朝もやけむるホームに
一人
流れる景色の中に
浅い夢を見てた
途方にくれた暮らしの中
大切な何かを失ってから
取り戻せない物も
あると知った
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